Orbs7月のニュース: 韓国を再訪

7月に行われたKorea Blockchain Weekへの参加は、韓国におけるOrbsの知名度を上げるうえで大きなステップとなりました。私たちは何ヶ月も前から、ソウルがブロックチェーンテクノロジーや仮想通貨の先進都市であると聞いていましたが、その噂は本当でした。

Korea Blockchain Week

ソウルで行われたBeyond Blocks Summit Seoulの期間中、私は何度もブロックチェーンのスケーラビリティとブロックチェーン業界における企業投資についてお話する機会に恵まれました。Orbsの大切なパートナーであるBeyond Blocksが主催する同イベントは、ブロックチェーン関連のイベントとしては韓国史上最大級。さらにデザインパートナーのDX Exchange、ex²、COTI、PumaPay、ChainKey、Zincすべてが会場でデモを行い、Orbsエコシステムとしてソウルにしっかりと足跡を残すことができました。

私は「The Mainstream Effect — The Startup x Corporate Connection(メインストリーム効果―スタートアップと大企業のコラボレーション)」と題されたパネルディスカッションに参加し、StellarのElla QiangやStormのSimon Yuなどと、大手企業のニーズや、スマートかつ正しい形でブロックチェーンを採用するには何をしなければならないかについて議論を交わしました。

数あるハイライトの中でも、Orbsについてのプレゼンテーションに対する現地コミュニティからのフィードバックは特に印象に残っています。「A New Path Towards Blockchain for the Masses(ブロックチェーンの一般普及に向けた新たな道)」と題されたプレゼンテーションに対するフィードバックは素晴らしいものでした。規制面で他国を先導しているだけでなく、活発なブロックチェーンコミュニティを擁する韓国は、KakaoやKT Corporation、Lotte、Tmoon、Samsungなど世界に名だたる企業の母国でもあります。同国のブロックチェーン市場は、現在の5000万ドル弱という規模から、今後4年間で10億ドル規模にまで成長すると予測されており、将来的に韓国は、ブロックチェーン業界において世界をリードするような立場になると考えられます。私たちはその一端を担えることを大変光栄に思っています。

つまり、すでに韓国にはOrbsが開発を進めるプラットフォームを受け入れる土壌ができているのです。

6月、ソウルで初めてのミートアップを開催後、私たちは将来的に韓国をOrbsのメインハブ地のひとつにするとお約束しました。そのお約束通り、Beyond BlocksやKorea Blockchain Week中に行われた他のイベントでも、Orbsのメンバーが何度も壇上に上がれたことをとても嬉しく感じています。

iCapital.ioとは、ソウルの市街地で行われたiCapital Blockchain Partyでタッグを組み、私はCNBCのRan Neunerがモデレーターを務めたブロックチェーン業界の未来に関するパネルディスカッションに参加しました。同イベントにはOrbsのパートナーであるCOTI、Endor、Zincの皆さんも参加していました。

7月20日にStartup Alliance Koreaが開催した特別イベントでは、Orbsのビジネス開発部門のトップを務めるAryeh Altshulが、ブロックチェーン界をけん引するイスラエルについて「Startup Nation(スタートアップ国家)」と題されたプレゼンテーションを行いました。

Kakao、GroundX、TXGX

またOrbsのチームは他8社と一緒に、大手チャットサービスKakaoが本社を置くチェジュ島へ向かいました。そこでは、Kakaoのブロックチェーン子会社でJason HanがCEOを務めるGroundXによって、第一回Tech Forum by GroundXが開催されました。300人弱の招待客のみが参加した同イベントで、OrbsのLeonid Bederはキーノートスピーチのひとつを担当し、「Threshold Cryptography and Distributed Key Generation(閾値暗号と分散鍵生成)」というタイトルの講演を行いました。

EndorとMITでイベントを共催

その後Leonidは韓国からイスラエルに帰国したかと思った途端、すぐさまボストンへ飛びました。チーフ・リサーチ・オフィサーのOri RottenstreichもLeonidと一緒にボストンへ向かい、OrbsのパートナーEndorと共同で開催したMITでのイベントに参加しました。

Endorの共同創設者のひとりで、ベストセラー『ソーシャル物理学(原題:Social Physics)』の著者でもある、MIT教授Alex “Sandy” Pentlandの講演で幕を開けたこのイベント。Pentland教授のMITの同僚であるYaniv Altshuler博士がモデレーターを務めた「Experts Panel」では、Leonidのほか、Thomas Hardjono博士、Mihaela Ulieru博士、Alex Lipton教授が、ブロックチェーン業界の未来について議論を交わしました。

https://twitter.com/orbs_network/status/1022592863874502657

Oriは「Helix: Transaction Ordering Protocol(Helix:取引承認順序プロトコル)」という講演を行い、Orbs独自のコンセンサスアルゴリズムHelixの承認プロセスに関するホワイトペーパー(近日公開予定)の一部を一足先に披露しました。

Orbs Talks:概要説明動画を近日中に公開予定

ブロックチェーンテクノロジーとOrbsのコンセンサスアルゴリズムHelixに関する動画シリーズ第一弾の制作がスタート。動画内ではCTOのOded Wertheim、リサーチ部門ヘッドのDavid Yakira、リサーチャーのIdo Grayevsky、Maya Leshkowitzによるプレゼンテーションをご覧いただけます。8月中旬には公開を予定しており、今後もさまざまな動画を作っていく予定ですのでお楽しみに。

ブログニュース

ブログではOrbsの各メンバーが、ブロックチェーン業界のセキュリティ・規制面の課題についてさまざまなポストを残しています。

LeonidはBancorで発生したセキュリティ侵害について「Lessons Learned from the Recent Bancor Incident」「In Defense of the Bancor Safety Hatch」という2本立てのポストを投稿しました。Ido GrayevskyはHelixの詳細、そしてランダムな取引承認順序について、Oded Noamはイーサリアムのガス問題をシステム設計の観点から説明しており、Orbsの親会社にあたるHexaグループのトレーディング担当VP Ilan Sterkは、Bitcoin ETFの必要性についてコメントしています。

ローンチアップデート

Q3中のベータネット立ち上げ、トークン配布を目標に、引き続きアルファテストが行われています(詳細は最新のブログ記事をご覧ください)。進捗状況に応じて新たな情報を公開していきますのでご期待ください。

Orbs6月のニュース:トークン配布に関するアップデート、Japan Blockchain Conferenceに参加

6月はR&D(研究開発)、ビジネス開発、マーケティングと複数の分野にまたがって、実りの多い1か月でした。

R&Dの加速

ここのところ興奮気味のチームメンバー。「(フォークを)見ざる言わざる聞かざる」

開発チームがスムーズな決済の実現に向けて努力を重ねる中、研究チームのTalとOdedsはバージョン1のアーキテクチャーにかかりっきりでした。詳しい情報はOrbsのGitHubでご覧いただけます(20を超えるドキュメントがあるので覚悟して臨んでください!)。現在私たちのアーキテクチャーはピアレビューの段階にあります。一方OrbsのスーパースターMayaは、Orbs独自のコンセンサス・アルゴリズムHelix向けのグループ・シグネチャー・メカニズムに関する1か月間の研究プロジェクトを見事完了しました。

テルアビブのBlockchain Academyで壇上に立つDavid Yakira

Orbsブログの読者の皆さんはお気づきかもしれませんが、最近DavidがProof of Stake(PoS)について、いくつかポストを残していました。6月に彼は、PoSの基礎知識とコンセンサスの未来についてや、EOS・Ethereum以前のブロックチェーン(PPCoin以後、PoSはどのような進化を遂げたのか)に関する自身の考えをこのブログで共有していました。彼のPoSについての研究はOrbsの基盤となるRandomized Proof of Stake(rPoS)のベースとなっています。こちらについては近日中に新たな情報をご案内する予定なので乞うご期待。

日本ではOrbsのインターオペラビリティとスケーラビリティが現地の人々の話題を呼びました。これを受けて、近々新しい提携や協力関係が生まれるのでは、と一同期待しています。

Japan Blockchain Conference

6月、東京で行われた日本最大級のブロックチェーンカンファレンス、Japan Blockchain ConferenceにOrbsのチームも参加しました。外務省や経済産業省の後押しもあり、日本は今後グローバルのブロックチェーン業界を率いていくことになるでしょう。このカンファレンスには、業界をリードする現地のプレイヤー(SBI、bitARG2、Evercoinファウンダーでgumiの仮想通貨VC代表を務めることが決まったMiko Matsumura氏)に加え、世界各国からもさまざまな企業や起業家(Bitcoin.com、CoinTelegraph、ConsenSys CSO Sam Cassatt等)が参加していました。カンファレンス中および終了後の時間を使って、Danielと私はソフトバンクやHuobi、電通、Quoineをはじめとする有名企業の方々ともお話しすることができました。

Japan Blockchain Conferenceの壇上にて

さらにDanielと私は、Orbsエコシステムを代表して、登壇の機会にも恵まれました。「Navigating the Crypto Investment Landscape(仮想通貨投資市場の歩き方)」というテーマで行われたパネルディスカッションには、EndorのYaniv AltshulerもDanielに加わりました。Orbsの姉妹企業、Hexa LabsのCCO Jonathan Noamは、一般消費者へのリーチに関するパネルディスカッションで、PayKeyやCOTIのメンバー、Zinc CEOのDaniel Trahtembergと共に熱い議論を交わしました。

またDanielは、自身がブロックチェーン業界に入ったきっかけやHexa Groupの創業ストーリー、そして強固なエコシステムを作り上げるという同社の哲学について解説。さらには「リバースICO」と呼ばれる、何百人ものユーザー数を抱える既存の人気アプリをブロックチェーンスペースに呼び込むというコンセプトについても説明しました。実はこれは、私たちのデザインパートナーのストーリーでもあるのです。

私は「A New Strategy for Mass Adoption(一般普及に向けた新戦略)」というタイトルの講演を行いました。今日のEthereumブロックチェーンにスケーラビリティをもたらし、OrbsとEthereumの良いところを組み合わせるという、Orbsのハイブリッドブロックチェーンのコンセプトについて説明したところ、会場からは大きな反響がありました。Orbsのブースに来てくださった皆さん、ありがとうございました!

カンファレンスの終盤には「How Blockchain Will Evolve(ブロックチェーンのこれから)」と題されたパネルディスカッションに参加し、CardanoのCharles Hoskinsonや元IOTAのDaniel Allen Cohen、CentralityのAaron McDonaldsなど、業界に大きな影響力を持つ人たちと議論を交わすこともできました。スケーラビリティ問題の解決策についてはパネラーごとにそれぞれの考えを述べ、私は実用的でdApp開発者ファーストというOrbsの哲学について説明しました。ウェブサイトでもご説明している通り、Orbsはブロックチェーンを実世界で利用する際のニーズにフォーカスしたプラットフォームなのです。

Pitch Tokyoの壇上に立つ私

ブロックチェーンを一般消費者市場にまで広めるには、仮想通貨に触れ合ったことがなく、分散台帳のコンセプトをまだ理解していない企業やエンドユーザーのことを念頭に置かなければいけません。他のパネリストは、さまざまな要素について考えなければならないプロトコルの開発と、ときどきサービスがダウンすることのある“シリコンバレー”アプリの開発を比較し、その難しさやそれぞれの課題について語っていました。これもかなり面白い議論でしたよ ;)

日本ではJapan Blockchain Conferenceの他にも、2つのイベントに参加しました。私はパートナー企業のZinc、DX.Exchangeと共にPitch Tokyoに参加し、Orbsの新たなマーケティング戦略ヘッドDanny Brown Woldは、東京で開催されたEhtereum Japan MeetupでOrbsとEthereumのシナジーについて発表しました。どちらのイベントでも、現地のEthereumコミュニティの人たちと知り合うことができ、2018年内にはOrbsでEthereumをスケール化し、何百人というユーザーがブロックチェーンベースのプロダクトを使うことになるという私たちの目標に、彼らも期待してくれていました。

日本のとりこに

私たちにとっては、日本が先進国の中で初めて、政府が支援する仮想通貨(Jコイン)の試験運用を2020年までにスタートさせようとしているというニュースは必然にさえ感じられました。というのも、Orbsのメンバーはブロックチェーンの実装や資産のトークン化を一般消費者に広める上で、日本がリーダー的な役割を担うことになると考えているからです。これにはモバイル決済の普及率や日本の投資家・企業のブロックチェーンに対する関心の高さが関係しています。最近の規制強化の動きも、むしろ日本が長期的なマーケットの繁栄に向けて地固めを進めていると見ることができます。この日の昇る国が、一般消費者向けブロックチェーンテクノロジーの中心地になる日もそう遠くはないかもしれません。

また日本に限らず、アジア全体がブロックチェーン技術に積極的に取り組んでいます。韓国でKorean Blockchain Weekの一環として行われるBeyond Blocksに参加するため、7月にはまたアジアに戻ってきますので、また新しい人たちと出会えるのを楽しみにしています。

トークン配布に関するアップデート

当初は6月にトークンの配布が行われる予定でしたが、ネガティブなマーケットセンチメントを受け、市況に変化が起きることを願いながら配布を延期することを決定しました。向こう数ヶ月のうちにさまざまニュースや開発のマイルストーンについてお知らせできる予定なので、Q3中には配布を行い、その頃にはマーケットトレンドも改善することを祈っています。この件については追って情報を共有しますので、ブログやソーシャルメディアのチェックをよろしくお願いします。

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