Orbs 10月のニュース:東アジアを席巻

Orbsは東アジアを中心にその影響力を引き続き強めています。9月は新しい契約のほか、新たなコミュニティとの出会い、2件のミートアップの開催など、ベータ版リリースに向けて精力的な活動を展開しました。この記事では9月に行われた主要なイベントの様子や10月の動きについてお伝えします。

日本が主役の9月

去る9月5日、Orbsはテルアビブのオフィスに日本からの代表団(起業家や投資家など総勢40名)を迎えました。テルアビブで毎年開催されるテック系カンファレンスDLDを訪れた彼らに対し、日本事業責任者の堀田 真代とCTOのOded WertheimはOrbsのコンセプトやブロックチェーンの活用方法を大きく変えることになるであろうOrbsネットワークの仕組みについて説明しました。

テルアビブを訪れた日本の代表団に対してプレゼンテーションを行う日本事業責任者の堀田 真代とCTOのOded Wertheim(2018年9月5日 写真:Gedalyah Reback)

テルアビブを訪れた日本の代表団に対してプレゼンテーションを行う日本事業責任者の堀田 真代とCTOのOded Wertheim(2018年9月5日 写真:Gedalyah Reback)

翌週には東京と大阪でミートアップを開催し、他国と比較しても極めて活発な日本のエコシステムから、開発者やブロックチェーン支持者が集いました。

9月15、16日にそれぞれ東京(参加者200名以上)と大阪(参加者55名以上)で開催されたミートアップには、堀田とOrbs共同創業者のUriel Peledが参加。日本のブロックチェーンエコシステムは東京に集中しているようにも見えますが、大阪も決して遅れをとっているわけではありません。その証拠に、Cardanoに加え、ミートアップに出席したOrbsの主要投資家も大阪に本拠地を構えています。

総勢100名以上が参加した東京のミートアップでの1枚。OrbsからはUriel Peled(最前列右から3人目)と堀田 真代(最前列右から2人目)が参加(2018年9月)

総勢100名以上が参加した東京のミートアップでの1枚。OrbsからはUriel Peled(最前列右から3人目)と堀田 真代(最前列右から2人目)が参加(2018年9月)

日本で開催されたミートアップを通じて、低迷する市況をものともせず成長を続けるブロックチェーンコミュニティの活力や、スケーラビリティと実用性を重視するOrbsの哲学に共感してくださる人たちの多さを感じることができました。さらに日本の方々からは、ようやくOrbsのチームと直接会うことができて嬉しいという声をたくさんいただきました。

9月17日には、Danny Brown WolfがCryptoOracleのLou Kernerと共にニューヨークで行われたCryptoMondaysに参加しました。

ガートナー社のCool Vendorに選出

The Gartner Cool Vendorのロゴはガートナー社(Gartner, Inc.)および関連会社のトレードマーク・サービスマークであり、すべての権利は同社に帰属します。ここではガートナー社の許可を得て当ロゴを使用しています。発行物内に記載された企業やプロダクト、サービスはガートナー社が推奨するものではなく、発行物内でいかなる評価を受けた企業であれ、その提供物の利用を勧める意図はありません。ガートナー社の発行物は、同社の研究機関の意見が反映されたものであり、事実として解釈されるべきものではありません。各研究に関連した言及は、特定目的適合性や商品適格性を含み、明示的か暗示的かを問わず、その内容を保証するものではありません。

Orbsは、グローバルICTアドバイザリ企業のガートナー社が発行するブロックチェーン業界に関するレポートの中で、BraveやCivic、Evernymと共にCool Vendorに選出されました。

同レポートではOrbsが「エンタープライズ・アーキテクトやテクノロジー分野のイノベーションリーダーがブロックチェーン上のID管理やDAppの開発にあたって検討すべき新興ブロックチェーン企業」の1社として紹介されています。

Cool Vendorに選ばれたことを誇りに思うと同時に、これは一般ユーザーを想定したDAppのためのスケーラビリティを確保するというOrbsのアプローチが認められた証だと考えています。

研究開発

IEEE ICNP 2018

ケンブリッジ大学で開催されたIEEE ICNP 2018にてHelixコンセンサスアルゴリズムについて説明するDavid Yakira

ケンブリッジ大学で開催されたIEEE ICNP 2018にてHelixコンセンサスアルゴリズムについて説明するDavid Yakira

David Yakiraは26回目となるIEEE International Conference on Network Protocols(開催地:英ケンブリッジ大学)に参加し、未処理取引の選出メカニズムを中心にOrbsのHelixコンセンサスアルゴリズムについての講演を行いました。

9月24〜27日の4日間にわたって開催されたカンファレンスでDavidは「選出メカニズムはOrbsネットワークによって裏付けられ、プールされた未処理取引はランダムに選ばれた後ブロックに追加されます」と語りました。

同カンファレンスの会長からは論文の完成度の高さにお褒めの言葉をいただき、研究チームだけならずOrbs一同、大変光栄に感じています。

Gamma:ローカル開発環境

ローカル開発環境のGamma V0.1がリリースされました。

Gammaは、開発者がGO(Golang)ベースのSDKを使ってOrbsのスマートコントラクトを手軽かつ効率的に実装、作動、テストするためのOrbsブロックチェーンのローカル開発環境です。Gammaでは、ローカルマシン上の3つのノードから成るブロックチェーン上で、インメモリのVirtual Chainを動かすことができます。

Gamma-CLI(コマンド・ライン・インターフェース)は、Virtual Chainの試験運用のためのツールです。

スマートコントラクトGO SDK:新機能

スマートコントラクトの機能をさらに拡大すべく、9月に2つの主要機能が追加されました。

  • スマートコントラクトの実装:スマートコントラクトのコンパイル・実装を簡素化
  • アドレススキーマ:アドレススキーマの設定を簡素化

新機能を実装したスマートコントラクトの例はこちらからご覧ください。

※V0.1はOrbsブロックチェーン用ローカル開発環境のテストバージョンのため、定期的なアップグレードをおすすめします。詳細はこちら(https://github.com/orbs-network/orbs-contract-sdk/blob/master/README.md)をご覧ください。

10月の活動計画

10月もOrbsのカレンダーは世界中で行われるイベントで埋め尽くされています。

Danny Brown Wolfはカリフォルニア州パームスプリングで行われるCryptoSpringsへの参加を予定しており、堀田と共同創業者のDaniel Peledは10月4〜6日に福岡で行われるB Dash Campに参加します。

Urielとチーフ・アーキテクトのOded NoamはベイエリアのSan Francisco Blockchain Weekに参加予定。同イベントでは2つの基調講演を行い、テクニカル・パネルディスカッションのモデレーターを務めます。ブロックチェーンの仮想化について講演を行う予定のOdedに対し、Urielは「PoS vs DPoS」というテーマのもと、Mechanism LabsのAparna KrishnanやDecredのLuke Powell、TrueBlockのDavid Mossと議論を交わします。さらに同イベントでは、Orbsがスポンサーを務めるハッピアワーも開催予定。

10月12日には、ソウルで行われるbitgosu主催のミートアップにOrbsチームが参加し、30日には2回目となるオフィシャルミートアップを開催します。

さらにヨーロッパでは、30日にチェコのプラハで行われるDevcon4に、ブロックチェーンエンジニアリング・セキュリティ部門のトップLeonid Bederを含むOrbsのチームが参加します。

トークンの最新情報

トークンのリリースは、他の活動のタイミングを考慮し、現状2018年の第4四半期末もしくは2019年の第1四半期初頭に予定されています。これまでと変わらず、私たちはできる限り早い段階でトークンをリリースしようと考えていますが、業界の動きやビジネス開発の動向を含むオペレーションの進捗とのバランスを見て具体的な日程が決定する予定です。リリースの遅延でご心配をおかけしてしまい大変申し訳ございませんが、今後はトークンに関する情報をしっかりとお伝えできるよう努めてまいります。

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ORBS 8月のニュース: イベント参加を通じて存在感を発揮

イベントが盛りだくさんだった8月。いつもは業務に集中して静かな雰囲気のOrbsですが、夏を締めくくるにふさわしい大きなニュースをお届けするため、チーム全員が忙しく動き回っていました。

ひとつめのニュースとして、何週間にも及ぶ準備期間を経て、ついにOrbsは韓国最大級のチャットアプリKakaoのブロックチェーン子会社Ground Xと長期的な業務提携を結びました。さらに韓国の拠点として、Orbs Korea(フルタイム社員5名)の開設手続きを進めています。詳しくはCoindesk KoreaCrowdfundInsiderBlockchain Newsなど30以上のメディアに掲載されている情報をご覧ください(英語・韓国語のみ)。

Ground Xとの協業については、今後続々と新たなニュースをお届けできる予定です。

Ground Xとの提携発表前、Uriel、Daniel Peledはソウルへ、Leonid BederとOded Noamは済州(チェジュ)島にあるGround Xの本社へと向かい、Korean Blockchain Week中に開催された同社のイベントで基調講演を行いました。現地では多くのすばらしい企業に出会うことができ、韓国がOrbsの(ひいてはブロックチェーン業界全体の)拡大先としてふさわしい国であることを確信しました。

キョンサンプク コイン

Ground Xに加え、Orbsは慶尚北道(キョンサンプクト)の自治体とキョンサンプク コインの発行に関してパートナーシップを締結しました。このコインは同自治体が発行する「Hometown Love(故郷愛)」と呼ばれるロイヤルティギフトカードを代替することになると言われています。

このパートナーシップを通じて、ブロックチェーンや仮想通貨を積極的に取り入れようとしている政府機関と直接協業できるようになるため、Orbsにとっては大きなチャンスです。韓国では慶尚北道以外にも、済州島を仮想通貨界の香港にしようというアイディアが出ており、韓国が真の意味でのブロックチェーン国家になりつつあるという私たちの見方は間違っていなかったと言えるでしょう。

Blockfesta 2018

The Orbs crew in South Korea at Blockfesta

Urielは8月22、23日に行われたBlockfestaのために韓国を再訪し、「New Strategy for Mass Adoption(一般普及に向けた新戦略)」と題されたプレゼンテーションの中で、インテルジェントシャーディングや基本ネットワークの上に実装されるVirtual Chainによって実現する、Orbsのスムーズなシステムについて話しました。

一方Oded WertheimはOrbsのアーキテクチャに関するプレゼンテーションを行い、ブロックチェーンの仮想化のメリットについて説明しました。

DanielとUrielは、Blockfesta中に幸運にも朴元淳ソウル市長との対談の機会に恵まれ、ここからも韓国全体が真剣にブロックチェーンに取り組もうとする姿勢を感じとることができました。

ブロックチェーン界の女性

Danny Brown Wolfは8月に2度、パネルディスカッションに参加しました。1回目はニュヨークで開催されたCareers in Crypto内のもので、Tifanny GrayやElen Awalom、Amanda Frankelと一緒にステージに上がりました。

さらにDannyはCasey CarusoやJasmine Gillと共に、サンノゼで行われたWomen’s Blockchain & Cryptocurrency for Beginnersにも参加しました。

9月のミートアップ、新プロジェクト、主要イベント

Urielは9月の13、14日に韓国を再び訪れ、その後、Orbs Japan代表のMayo Hattoと共にパートナー候補とのミーティングのため、東京へ向かう予定です。他にも東京では9月15、16日に日本で初めてのミートアップを開催予定です。詳細はウェブサイトや公式LINEでお伝えしますので、奮ってご参加ください。

Dannyは9月17日に再度ニューヨークへ飛び、Crypto Oracle共同創設者のLou Kernerと対談予定です(ミートアップへのお申込みはこちらから)

9月19、20日にシンガポールで行われるConsensus Singaporeには、Hexa Groupの新ジェネラル・マネージャーMichal Simler Ben Yosephと同グループCOOのRan Melamedが参加予定です。

リサーチャーのDavid YakiraはOrbsのRandomized Proof of Stake(RPoS)のベースとなるHelixコンセンサスアルゴリズムについて、ケンブリッジ大学で9月24〜27日に行われるIEEEカンファレンスでプレゼンテーションを行います。またOrbsの研究チームは、ニューヨーク市立大学シティカレッジの著名な暗号学者Rosario Gennaro博士の研究所から新しいメンバーを迎え入れる予定です。

インターンのGil Daganは、新しいスマートカープロジェクト用のスマートコントラクトのコーディングを開始する予定で、このスマートコントラクトはOrbsネットワークのVirtual Chain上にホストされることになります。ブロックチェーンとスマートカーネットワークをどのように融合させるかについては、彼の初めてのブログ記事をご覧ください。

トークン配布とベータメインネットについては、数週間のうちに新しいニュースを発表できる予定です。最新情報は英語、日本語、韓国語の各コミュニティをご確認ください。

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Orbsコミュニティにもぜひご参加ください:

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ホワイトペーパー:https://www.orbs.com/white-papers

Orbs7月のニュース: 韓国を再訪

7月に行われたKorea Blockchain Weekへの参加は、韓国におけるOrbsの知名度を上げるうえで大きなステップとなりました。私たちは何ヶ月も前から、ソウルがブロックチェーンテクノロジーや仮想通貨の先進都市であると聞いていましたが、その噂は本当でした。

Korea Blockchain Week

ソウルで行われたBeyond Blocks Summit Seoulの期間中、私は何度もブロックチェーンのスケーラビリティとブロックチェーン業界における企業投資についてお話する機会に恵まれました。Orbsの大切なパートナーであるBeyond Blocksが主催する同イベントは、ブロックチェーン関連のイベントとしては韓国史上最大級。さらにデザインパートナーのDX Exchange、ex²、COTI、PumaPay、ChainKey、Zincすべてが会場でデモを行い、Orbsエコシステムとしてソウルにしっかりと足跡を残すことができました。

私は「The Mainstream Effect — The Startup x Corporate Connection(メインストリーム効果―スタートアップと大企業のコラボレーション)」と題されたパネルディスカッションに参加し、StellarのElla QiangやStormのSimon Yuなどと、大手企業のニーズや、スマートかつ正しい形でブロックチェーンを採用するには何をしなければならないかについて議論を交わしました。

数あるハイライトの中でも、Orbsについてのプレゼンテーションに対する現地コミュニティからのフィードバックは特に印象に残っています。「A New Path Towards Blockchain for the Masses(ブロックチェーンの一般普及に向けた新たな道)」と題されたプレゼンテーションに対するフィードバックは素晴らしいものでした。規制面で他国を先導しているだけでなく、活発なブロックチェーンコミュニティを擁する韓国は、KakaoやKT Corporation、Lotte、Tmoon、Samsungなど世界に名だたる企業の母国でもあります。同国のブロックチェーン市場は、現在の5000万ドル弱という規模から、今後4年間で10億ドル規模にまで成長すると予測されており、将来的に韓国は、ブロックチェーン業界において世界をリードするような立場になると考えられます。私たちはその一端を担えることを大変光栄に思っています。

つまり、すでに韓国にはOrbsが開発を進めるプラットフォームを受け入れる土壌ができているのです。

6月、ソウルで初めてのミートアップを開催後、私たちは将来的に韓国をOrbsのメインハブ地のひとつにするとお約束しました。そのお約束通り、Beyond BlocksやKorea Blockchain Week中に行われた他のイベントでも、Orbsのメンバーが何度も壇上に上がれたことをとても嬉しく感じています。

iCapital.ioとは、ソウルの市街地で行われたiCapital Blockchain Partyでタッグを組み、私はCNBCのRan Neunerがモデレーターを務めたブロックチェーン業界の未来に関するパネルディスカッションに参加しました。同イベントにはOrbsのパートナーであるCOTI、Endor、Zincの皆さんも参加していました。

7月20日にStartup Alliance Koreaが開催した特別イベントでは、Orbsのビジネス開発部門のトップを務めるAryeh Altshulが、ブロックチェーン界をけん引するイスラエルについて「Startup Nation(スタートアップ国家)」と題されたプレゼンテーションを行いました。

Kakao、GroundX、TXGX

またOrbsのチームは他8社と一緒に、大手チャットサービスKakaoが本社を置くチェジュ島へ向かいました。そこでは、Kakaoのブロックチェーン子会社でJason HanがCEOを務めるGroundXによって、第一回Tech Forum by GroundXが開催されました。300人弱の招待客のみが参加した同イベントで、OrbsのLeonid Bederはキーノートスピーチのひとつを担当し、「Threshold Cryptography and Distributed Key Generation(閾値暗号と分散鍵生成)」というタイトルの講演を行いました。

EndorとMITでイベントを共催

その後Leonidは韓国からイスラエルに帰国したかと思った途端、すぐさまボストンへ飛びました。チーフ・リサーチ・オフィサーのOri RottenstreichもLeonidと一緒にボストンへ向かい、OrbsのパートナーEndorと共同で開催したMITでのイベントに参加しました。

Endorの共同創設者のひとりで、ベストセラー『ソーシャル物理学(原題:Social Physics)』の著者でもある、MIT教授Alex “Sandy” Pentlandの講演で幕を開けたこのイベント。Pentland教授のMITの同僚であるYaniv Altshuler博士がモデレーターを務めた「Experts Panel」では、Leonidのほか、Thomas Hardjono博士、Mihaela Ulieru博士、Alex Lipton教授が、ブロックチェーン業界の未来について議論を交わしました。

https://twitter.com/orbs_network/status/1022592863874502657

Oriは「Helix: Transaction Ordering Protocol(Helix:取引承認順序プロトコル)」という講演を行い、Orbs独自のコンセンサスアルゴリズムHelixの承認プロセスに関するホワイトペーパー(近日公開予定)の一部を一足先に披露しました。

Orbs Talks:概要説明動画を近日中に公開予定

ブロックチェーンテクノロジーとOrbsのコンセンサスアルゴリズムHelixに関する動画シリーズ第一弾の制作がスタート。動画内ではCTOのOded Wertheim、リサーチ部門ヘッドのDavid Yakira、リサーチャーのIdo Grayevsky、Maya Leshkowitzによるプレゼンテーションをご覧いただけます。8月中旬には公開を予定しており、今後もさまざまな動画を作っていく予定ですのでお楽しみに。

ブログニュース

ブログではOrbsの各メンバーが、ブロックチェーン業界のセキュリティ・規制面の課題についてさまざまなポストを残しています。

LeonidはBancorで発生したセキュリティ侵害について「Lessons Learned from the Recent Bancor Incident」「In Defense of the Bancor Safety Hatch」という2本立てのポストを投稿しました。Ido GrayevskyはHelixの詳細、そしてランダムな取引承認順序について、Oded Noamはイーサリアムのガス問題をシステム設計の観点から説明しており、Orbsの親会社にあたるHexaグループのトレーディング担当VP Ilan Sterkは、Bitcoin ETFの必要性についてコメントしています。

ローンチアップデート

Q3中のベータネット立ち上げ、トークン配布を目標に、引き続きアルファテストが行われています(詳細は最新のブログ記事をご覧ください)。進捗状況に応じて新たな情報を公開していきますのでご期待ください。

Orbs6月のニュース:トークン配布に関するアップデート、Japan Blockchain Conferenceに参加

6月はR&D(研究開発)、ビジネス開発、マーケティングと複数の分野にまたがって、実りの多い1か月でした。

R&Dの加速

ここのところ興奮気味のチームメンバー。「(フォークを)見ざる言わざる聞かざる」

開発チームがスムーズな決済の実現に向けて努力を重ねる中、研究チームのTalとOdedsはバージョン1のアーキテクチャーにかかりっきりでした。詳しい情報はOrbsのGitHubでご覧いただけます(20を超えるドキュメントがあるので覚悟して臨んでください!)。現在私たちのアーキテクチャーはピアレビューの段階にあります。一方OrbsのスーパースターMayaは、Orbs独自のコンセンサス・アルゴリズムHelix向けのグループ・シグネチャー・メカニズムに関する1か月間の研究プロジェクトを見事完了しました。

テルアビブのBlockchain Academyで壇上に立つDavid Yakira

Orbsブログの読者の皆さんはお気づきかもしれませんが、最近DavidがProof of Stake(PoS)について、いくつかポストを残していました。6月に彼は、PoSの基礎知識とコンセンサスの未来についてや、EOS・Ethereum以前のブロックチェーン(PPCoin以後、PoSはどのような進化を遂げたのか)に関する自身の考えをこのブログで共有していました。彼のPoSについての研究はOrbsの基盤となるRandomized Proof of Stake(rPoS)のベースとなっています。こちらについては近日中に新たな情報をご案内する予定なので乞うご期待。

日本ではOrbsのインターオペラビリティとスケーラビリティが現地の人々の話題を呼びました。これを受けて、近々新しい提携や協力関係が生まれるのでは、と一同期待しています。

Japan Blockchain Conference

6月、東京で行われた日本最大級のブロックチェーンカンファレンス、Japan Blockchain ConferenceにOrbsのチームも参加しました。外務省や経済産業省の後押しもあり、日本は今後グローバルのブロックチェーン業界を率いていくことになるでしょう。このカンファレンスには、業界をリードする現地のプレイヤー(SBI、bitARG2、Evercoinファウンダーでgumiの仮想通貨VC代表を務めることが決まったMiko Matsumura氏)に加え、世界各国からもさまざまな企業や起業家(Bitcoin.com、CoinTelegraph、ConsenSys CSO Sam Cassatt等)が参加していました。カンファレンス中および終了後の時間を使って、Danielと私はソフトバンクやHuobi、電通、Quoineをはじめとする有名企業の方々ともお話しすることができました。

Japan Blockchain Conferenceの壇上にて

さらにDanielと私は、Orbsエコシステムを代表して、登壇の機会にも恵まれました。「Navigating the Crypto Investment Landscape(仮想通貨投資市場の歩き方)」というテーマで行われたパネルディスカッションには、EndorのYaniv AltshulerもDanielに加わりました。Orbsの姉妹企業、Hexa LabsのCCO Jonathan Noamは、一般消費者へのリーチに関するパネルディスカッションで、PayKeyやCOTIのメンバー、Zinc CEOのDaniel Trahtembergと共に熱い議論を交わしました。

またDanielは、自身がブロックチェーン業界に入ったきっかけやHexa Groupの創業ストーリー、そして強固なエコシステムを作り上げるという同社の哲学について解説。さらには「リバースICO」と呼ばれる、何百人ものユーザー数を抱える既存の人気アプリをブロックチェーンスペースに呼び込むというコンセプトについても説明しました。実はこれは、私たちのデザインパートナーのストーリーでもあるのです。

私は「A New Strategy for Mass Adoption(一般普及に向けた新戦略)」というタイトルの講演を行いました。今日のEthereumブロックチェーンにスケーラビリティをもたらし、OrbsとEthereumの良いところを組み合わせるという、Orbsのハイブリッドブロックチェーンのコンセプトについて説明したところ、会場からは大きな反響がありました。Orbsのブースに来てくださった皆さん、ありがとうございました!

カンファレンスの終盤には「How Blockchain Will Evolve(ブロックチェーンのこれから)」と題されたパネルディスカッションに参加し、CardanoのCharles Hoskinsonや元IOTAのDaniel Allen Cohen、CentralityのAaron McDonaldsなど、業界に大きな影響力を持つ人たちと議論を交わすこともできました。スケーラビリティ問題の解決策についてはパネラーごとにそれぞれの考えを述べ、私は実用的でdApp開発者ファーストというOrbsの哲学について説明しました。ウェブサイトでもご説明している通り、Orbsはブロックチェーンを実世界で利用する際のニーズにフォーカスしたプラットフォームなのです。

Pitch Tokyoの壇上に立つ私

ブロックチェーンを一般消費者市場にまで広めるには、仮想通貨に触れ合ったことがなく、分散台帳のコンセプトをまだ理解していない企業やエンドユーザーのことを念頭に置かなければいけません。他のパネリストは、さまざまな要素について考えなければならないプロトコルの開発と、ときどきサービスがダウンすることのある“シリコンバレー”アプリの開発を比較し、その難しさやそれぞれの課題について語っていました。これもかなり面白い議論でしたよ ;)

日本ではJapan Blockchain Conferenceの他にも、2つのイベントに参加しました。私はパートナー企業のZinc、DX.Exchangeと共にPitch Tokyoに参加し、Orbsの新たなマーケティング戦略ヘッドDanny Brown Woldは、東京で開催されたEhtereum Japan MeetupでOrbsとEthereumのシナジーについて発表しました。どちらのイベントでも、現地のEthereumコミュニティの人たちと知り合うことができ、2018年内にはOrbsでEthereumをスケール化し、何百人というユーザーがブロックチェーンベースのプロダクトを使うことになるという私たちの目標に、彼らも期待してくれていました。

日本のとりこに

私たちにとっては、日本が先進国の中で初めて、政府が支援する仮想通貨(Jコイン)の試験運用を2020年までにスタートさせようとしているというニュースは必然にさえ感じられました。というのも、Orbsのメンバーはブロックチェーンの実装や資産のトークン化を一般消費者に広める上で、日本がリーダー的な役割を担うことになると考えているからです。これにはモバイル決済の普及率や日本の投資家・企業のブロックチェーンに対する関心の高さが関係しています。最近の規制強化の動きも、むしろ日本が長期的なマーケットの繁栄に向けて地固めを進めていると見ることができます。この日の昇る国が、一般消費者向けブロックチェーンテクノロジーの中心地になる日もそう遠くはないかもしれません。

また日本に限らず、アジア全体がブロックチェーン技術に積極的に取り組んでいます。韓国でKorean Blockchain Weekの一環として行われるBeyond Blocksに参加するため、7月にはまたアジアに戻ってきますので、また新しい人たちと出会えるのを楽しみにしています。

トークン配布に関するアップデート

当初は6月にトークンの配布が行われる予定でしたが、ネガティブなマーケットセンチメントを受け、市況に変化が起きることを願いながら配布を延期することを決定しました。向こう数ヶ月のうちにさまざまニュースや開発のマイルストーンについてお知らせできる予定なので、Q3中には配布を行い、その頃にはマーケットトレンドも改善することを祈っています。この件については追って情報を共有しますので、ブログやソーシャルメディアのチェックをよろしくお願いします。

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