Orbs6月のニュース:トークン配布に関するアップデート、Japan Blockchain Conferenceに参加

6月はR&D(研究開発)、ビジネス開発、マーケティングと複数の分野にまたがって、実りの多い1か月でした。

R&Dの加速

ここのところ興奮気味のチームメンバー。「(フォークを)見ざる言わざる聞かざる」

開発チームがスムーズな決済の実現に向けて努力を重ねる中、研究チームのTalとOdedsはバージョン1のアーキテクチャーにかかりっきりでした。詳しい情報はOrbsのGitHubでご覧いただけます(20を超えるドキュメントがあるので覚悟して臨んでください!)。現在私たちのアーキテクチャーはピアレビューの段階にあります。一方OrbsのスーパースターMayaは、Orbs独自のコンセンサス・アルゴリズムHelix向けのグループ・シグネチャー・メカニズムに関する1か月間の研究プロジェクトを見事完了しました。

テルアビブのBlockchain Academyで壇上に立つDavid Yakira

Orbsブログの読者の皆さんはお気づきかもしれませんが、最近DavidがProof of Stake(PoS)について、いくつかポストを残していました。6月に彼は、PoSの基礎知識とコンセンサスの未来についてや、EOS・Ethereum以前のブロックチェーン(PPCoin以後、PoSはどのような進化を遂げたのか)に関する自身の考えをこのブログで共有していました。彼のPoSについての研究はOrbsの基盤となるRandomized Proof of Stake(rPoS)のベースとなっています。こちらについては近日中に新たな情報をご案内する予定なので乞うご期待。

日本ではOrbsのインターオペラビリティとスケーラビリティが現地の人々の話題を呼びました。これを受けて、近々新しい提携や協力関係が生まれるのでは、と一同期待しています。

Japan Blockchain Conference

6月、東京で行われた日本最大級のブロックチェーンカンファレンス、Japan Blockchain ConferenceにOrbsのチームも参加しました。外務省や経済産業省の後押しもあり、日本は今後グローバルのブロックチェーン業界を率いていくことになるでしょう。このカンファレンスには、業界をリードする現地のプレイヤー(SBI、bitARG2、Evercoinファウンダーでgumiの仮想通貨VC代表を務めることが決まったMiko Matsumura氏)に加え、世界各国からもさまざまな企業や起業家(Bitcoin.com、CoinTelegraph、ConsenSys CSO Sam Cassatt等)が参加していました。カンファレンス中および終了後の時間を使って、Danielと私はソフトバンクやHuobi、電通、Quoineをはじめとする有名企業の方々ともお話しすることができました。

Japan Blockchain Conferenceの壇上にて

さらにDanielと私は、Orbsエコシステムを代表して、登壇の機会にも恵まれました。「Navigating the Crypto Investment Landscape(仮想通貨投資市場の歩き方)」というテーマで行われたパネルディスカッションには、EndorのYaniv AltshulerもDanielに加わりました。Orbsの姉妹企業、Hexa LabsのCCO Jonathan Noamは、一般消費者へのリーチに関するパネルディスカッションで、PayKeyやCOTIのメンバー、Zinc CEOのDaniel Trahtembergと共に熱い議論を交わしました。

またDanielは、自身がブロックチェーン業界に入ったきっかけやHexa Groupの創業ストーリー、そして強固なエコシステムを作り上げるという同社の哲学について解説。さらには「リバースICO」と呼ばれる、何百人ものユーザー数を抱える既存の人気アプリをブロックチェーンスペースに呼び込むというコンセプトについても説明しました。実はこれは、私たちのデザインパートナーのストーリーでもあるのです。

私は「A New Strategy for Mass Adoption(一般普及に向けた新戦略)」というタイトルの講演を行いました。今日のEthereumブロックチェーンにスケーラビリティをもたらし、OrbsとEthereumの良いところを組み合わせるという、Orbsのハイブリッドブロックチェーンのコンセプトについて説明したところ、会場からは大きな反響がありました。Orbsのブースに来てくださった皆さん、ありがとうございました!

カンファレンスの終盤には「How Blockchain Will Evolve(ブロックチェーンのこれから)」と題されたパネルディスカッションに参加し、CardanoのCharles Hoskinsonや元IOTAのDaniel Allen Cohen、CentralityのAaron McDonaldsなど、業界に大きな影響力を持つ人たちと議論を交わすこともできました。スケーラビリティ問題の解決策についてはパネラーごとにそれぞれの考えを述べ、私は実用的でdApp開発者ファーストというOrbsの哲学について説明しました。ウェブサイトでもご説明している通り、Orbsはブロックチェーンを実世界で利用する際のニーズにフォーカスしたプラットフォームなのです。

Pitch Tokyoの壇上に立つ私

ブロックチェーンを一般消費者市場にまで広めるには、仮想通貨に触れ合ったことがなく、分散台帳のコンセプトをまだ理解していない企業やエンドユーザーのことを念頭に置かなければいけません。他のパネリストは、さまざまな要素について考えなければならないプロトコルの開発と、ときどきサービスがダウンすることのある“シリコンバレー”アプリの開発を比較し、その難しさやそれぞれの課題について語っていました。これもかなり面白い議論でしたよ ;)

日本ではJapan Blockchain Conferenceの他にも、2つのイベントに参加しました。私はパートナー企業のZinc、DX.Exchangeと共にPitch Tokyoに参加し、Orbsの新たなマーケティング戦略ヘッドDanny Brown Woldは、東京で開催されたEhtereum Japan MeetupでOrbsとEthereumのシナジーについて発表しました。どちらのイベントでも、現地のEthereumコミュニティの人たちと知り合うことができ、2018年内にはOrbsでEthereumをスケール化し、何百人というユーザーがブロックチェーンベースのプロダクトを使うことになるという私たちの目標に、彼らも期待してくれていました。

日本のとりこに

私たちにとっては、日本が先進国の中で初めて、政府が支援する仮想通貨(Jコイン)の試験運用を2020年までにスタートさせようとしているというニュースは必然にさえ感じられました。というのも、Orbsのメンバーはブロックチェーンの実装や資産のトークン化を一般消費者に広める上で、日本がリーダー的な役割を担うことになると考えているからです。これにはモバイル決済の普及率や日本の投資家・企業のブロックチェーンに対する関心の高さが関係しています。最近の規制強化の動きも、むしろ日本が長期的なマーケットの繁栄に向けて地固めを進めていると見ることができます。この日の昇る国が、一般消費者向けブロックチェーンテクノロジーの中心地になる日もそう遠くはないかもしれません。

また日本に限らず、アジア全体がブロックチェーン技術に積極的に取り組んでいます。韓国でKorean Blockchain Weekの一環として行われるBeyond Blocksに参加するため、7月にはまたアジアに戻ってきますので、また新しい人たちと出会えるのを楽しみにしています。

トークン配布に関するアップデート

当初は6月にトークンの配布が行われる予定でしたが、ネガティブなマーケットセンチメントを受け、市況に変化が起きることを願いながら配布を延期することを決定しました。向こう数ヶ月のうちにさまざまニュースや開発のマイルストーンについてお知らせできる予定なので、Q3中には配布を行い、その頃にはマーケットトレンドも改善することを祈っています。この件については追って情報を共有しますので、ブログやソーシャルメディアのチェックをよろしくお願いします。

Orbsコミュニティにもぜひご参加ください: